製法と製造工程
各ボトルの品質を保証し続けているのはフランチャコルタ式製法です。
厳格で緻密な規定が文句なしの品質を持つワインの製造につながります。優れたブドウ品種に限定した使用、手摘みによる収穫、瓶内での天然二次醗酵、じっくり時間をかけた熟成に加え、シュール・リー熟成(澱熟成)を18か月以上、Millesimato(ヴィンテージワイン)は30か月以上、Riserva(リザーブワイン)では60か月以上行うことが定められています。
s for Riservas.
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THE FRANCIACORTA
METHOD
01
Franciacorta のブドウ品種
Franciacortaには、シャルドネ、ピノ・ネーロ、ピノ・ビアンコのブドウ品種を使用します。ピノ・ビアンコの比率は50%以下です。最近、エルバマット(Erbamat)という新しいブドウが導入されました。Franciacortaに10%以下の比率で含まれます。
02
Franciacorta:ブドウの収穫
Franciacortaのブドウ園の最大収穫量は1ヘクタールあたり10トンです。ブドウの収穫は、手摘みが義務付けられており、収穫年によって移動するものの、8月初旬から9月初旬にかけた時期に行われます。
03
圧搾
ブドウのソフトプレスによって得られるフリーランジュースは Franciacorta のベースの製造に使用され、春にはベースはキュヴェを造るためにブレンドされます。
04
一次発酵
最初の発酵はタンク内で行われます。春になると種々のブドウの品種、ブドウ園、収穫物からのマストをブレンドしてキュヴェを造ります。
05
ティラージュ(瓶詰め)
キュヴェのアッサンブラージュ(調合)の次に、ワインをボトルに充填し、糖と酵母を加えます。こうして、ワインのじっくり時間をかけた二次醗酵を準備します。
06
澱(おり)熟成
ティラージュの次に、各ボトルを王冠で密封し、セラーに水平に積み重ねます。ワインは酵母と接触させたまま、長期間寝かせます。
07
ルミュアージュ(動瓶)
澱熟成期間を終了すると、数か月間寝かせてあったボトルをピュピトルと呼ばれる逆V字形の架台に置き、毎日回転させて澱(おり)がボトルの口にたまるようにします。
08
デゴルジュマン(澱引き)
王冠を外し、Franciacorta のベースワインに糖を加えた「sciroppo di dosaggio(ドザージュシロップ)」を追加します。このシロップの量によって、Franciacorta の味わいのタイプが、ドサッジョ・ゼロ(パ・ドゼ)、エクストラ・ブリュット、ブリュット、エクストラ・ドライ、セック、デミセックの中から決定されます。Franciacorta Pas Dosé にはベースワインのみが追加されます。
国の証紙の貼付
Franciacorta のボトルには、販売に出す前に、原産地と品質を保証する国の証紙が貼付されます。
ドザージュ(補糖)
Franciacorta の味わいのタイプは、デゴルジュマン(澱引き)の後に加えるドザージュシロップの量の違いで決まります。残糖量に応じて Franciacorta は以下のタイプに分類されます。
- Dosaggio Zero または Pas Dosé:残糖量 3 g/l 以下
- Extra Brut:残糖量 6 g/l 未満
- Brut:残糖量 12 g/l 未満
- Extra Dry:残糖量 12~17 g/l
- Sec または Dry:残糖量 17~32 g/l
- Demi Sec:残糖量 33~50 g/l