堅調な国内市場、着実に成長する輸出、そしてブランド・文化・テロワールへの継続的な投資を背景に、コンソルツィオは2025年を1,890万本の販売で締めくくりました。戦略は明確です。フランチャコルタのアイデンティティをさらに強化し、国際化を加速させることです。
決して容易ではなかった一年において、2025年のフランチャコルタは1,890万本(換算本数)で着地しました。前年に比べてわずかな減少となりましたが、消費の慎重化や不安定な地政学的情勢など、複雑なマクロ経済環境の中での結果です。このような状況下で進路を維持することは、単なるレジリエンス以上の意味を持ちます。
とりわけ、その価値が揺らいでいないことが重要です。フランチャコルタ経済観測所の調査による平均店頭価格は、1本あたり24.45ユーロとなりました。この数字は、長年にわたりイタリアの高品質なメトド・クラシコの基準として確立されてきたフランチャコルタのポジショニングの強さを、何より雄弁に物語っています。文化、イメージ、ブランド認知への継続的な投資によって築かれた確固たる基盤こそが、これまでも、そしてこれからも差別化の決め手となります。
国内市場は依然として中核であり、総販売量の87.2%を占めています。一方で、将来に向けて最も興味深いシグナルを示しているのは輸出です。2025年の海外販売は前年比+5.3%と成長し、全体の12.8%を占めました。進むべき方向は明確です。
「2025年の結果は、フランチャコルタがますます強固で競争力があり、国際市場で高く評価されている存在であることを示しています」と、コンソルツィオ会長エマヌエーレ・ラボッティは述べ、輸出の成長と価格の安定こそが市場に認められた価値の証であると強調しています。
スイスは引き続き最大の海外市場であり、シェア22.7%、成長率+8.4%を記録しました。日本は+22.4%と大きく伸長。関税や地政学的緊張の影響を受ける米国も+1.7%とプラスで終えました。ドイツとベルギーも好調で、特にベルギーは2024年比+15.4%と顕著な伸びを示しました。さらに、オランダは+37.7%という著しい成長を記録し、需要がより広範で多様化していることを裏付けています。
2019年と比較すると、販売数量は+7.8%、平均価格は+14.3%と成長しており、フランチャコルタが単に困難を乗り越えるだけでなく、進化と強化を続けていることがわかります。
2025年は商業的な成果だけでなく、象徴的な年でもありました。フランチャコルタ・コンソルツィオは設立35周年を迎えました。1990年に設立され、現在では200を超える会員と、19の自治体に広がる120以上のワイナリーを擁しています。ここは、メトド・クラシコとしてイタリアで初めてDOCGを取得した地域でもあります。厳格で強いアイデンティティを持つ生産モデルは、時を経て真のワインコミュニティを形成してきました。
同年には、エマヌエーレ・ラボッティが会長に就任しました。これは継続性とビジョンを象徴する出来事です。彼の個人史と家族の歴史はコンソルツィオと深く結びついており、父パオロ・ラボッティは創設者の一人であり初代会長でした。このつながりは、地域に根ざしながらもグローバル市場の動向を的確に読み取るガバナンスを体現しています。
フランチャコルタは明確な目標を掲げ、未来を見据えています。それは、輸出のさらなる強化です。そのために、主要市場でのプロモーション活動、現地パートナーとの連携、報道関係者や消費者向けの研修・テイスティングイベント、そしてアイデンティティとテロワールを伝えるより戦略的なデジタルコミュニケーションを含む、体系的な国際化計画を推進しています。
「この強さと信頼性という基盤の上に、今後も投資を続けていきます」とラボッティは述べ、「フランチャコルタのアイデンティティを確固たるものとし、戦略的ビジョンと一貫性をもって卓越性を生み出す力を強化していきます」と語っています。
2026年のカレンダーはすでに充実しています。大規模な共同出展エリアでの初参加となるWine Paris、Vinitaly、そして「フランチャコルタ春のフェスティバル」や「イン・カンティーナ」など、地域の魅力を幅広い層に伝えるワイン・ライフスタイルイベントが予定されています。さらに、ウィーン、マイアミ、チューリッヒ、ロサンゼルスなど、国際的な舞台も控えています。
また、イタリア国立ファッション協会、ミシュランガイド(イタリアおよび米国)、1000 Miglia、ポルシェ、Slowearといった名だたるパートナーとの協業も、フランチャコルタを品質、スタイル、アイデンティティが共鳴する卓越の文脈へと位置づけています。
約2,000万本という数字。
しかし何よりも重要なのは、純粋な「メイド・イン・イタリー」のペルラージュ(きめ細かな泡)が、数字をビジョンへと昇華させたことです。









