輝かしい成果を収めて新たに出発

18 4月 2023

2023年フランチャコルタ 多彩なイベントを揃えた豊かな一年

新型コロナウイルス感染症による厳しい状況下で生産者の努力が報われた2022年、その販売実績を基盤に新しい年の幕開け

2000万本を超す販売実績、さらに輸出量は10%を超す成長率を記録して(11,3%増)、平均購入金額は増々上昇する傾向にあります(5,7%増)。フランチャコルタ生産者の努力が報われたことが、このデータを見れば分かるでしょう。コロナ緊急事態に関する規制が強いられた期間を見事に克服して、2023年の新たな課題に向けた準備が進められます。.

社会に再び活気が戻ることでホテル・フードサービス業の復活が見られ、大型スーパーマーケットに比べて飲食業界へのサプライヤーの需要が増加。コロナ渦後、「外食」の体験にさらにこだわる消費者のニーズに応えられるよう、レストランやエノテカからのオーダーが増大。特に、イタリア国内販売量の3分の1を記録したロンバルディア州では、最高品質を誇る地域の特産品に、ホテル経営者やレストランオーナーからの注目が集まりました。

世界中からさらに高い評価を受けるフランチャコルタ・サテン(2021年比3,3%増)は、シャルドネとピノ・ビアンコ品種を使用し、最低24か月に渡る発酵期間を経て生み出されます。まろやかでクリーミーな口当たりをさわやかな酸味と融合させた風味は、特に日本で高く称賛され(57,1%増)、熟練した技能を用いて日本のお客様の口に合うフレーバーを実現することができました。さらに、フランチャコルタ・ドザージュゼロ(加糖ゼロ)も売上を伸ばし(18,2%増)、デリケートな味の料理に合う繊細なテイストを求める愛好家のこだわりに対応しています。

海外への販売活動が徐々に復帰することで、輸出業において大きな実績を上げることができました。スイスが最大輸出国の座を占め、その後に日本とアメリカ合衆国が続きます。まさにそのアメリカ合衆国・マイアミが初の国際イベントの舞台となり、第1回フランチャコルタ・フェスティバルが3月7日に開催されました。来場者は200人以上にのぼり、参加ワイナリー17社により紹介されたワインとの出会い、そしてテイスティングの機会を設けることができました。引き続き6月には、ワインの香りや種類、ペアリングの知識を深める晩餐会やイベントがニューヨークで開催される予定です。

イタリア国内のイベントに関しては、まず2月にコンソーシアム会員のトレーニングとして5日間の地域エクスペリエンス(体験活動)が行われました。続いて3月には、新しいフォーマットの「フランチャコルタ オン ツアー」が行われ、事業者と愛好者を対象としてイタリアの都市(ミラノ、ローマ、フィレンツェ、ナポリ、カタニア、ボルツァーノ)を巡るマスタークラスが開催されました。ペルージャやコモ、ヴェルシリアを巡って開催されるフランチャコルタ・フェスティバルも見逃せません。フランチャコルタ生産者のブースでテイスティングをお楽しみいただけます。

9月にはフランチャコルタ地方に再び戻り、フェスティバル・イン・カンティーナが開催されます。16・17日の土日に行われるこのイベントでは、ワイン愛好家に限らず多くの方にブドウ畑を見学していただける絶好の機会となり、歴史的な名所に溢れるフランチャコルタ街道(ストラーダ・デル・フランチャコルタ)を巡りながらブレーシャ産スプマンテの発祥地を探索することができます。

数々のイベントやフェスティバル、共同活動が満載のこのプログラムは、地域産業を最大限に活かして促進する意欲の表れでもあります。さらに今年、この地域に属するベルガモとブレーシャは、イタリア文化財・文化活動省が推進するプロジェクト「カピターレ・デッラ・クルトゥ―ラ(イタリア・文化の都)」に選定されました。さらに、ミシュランガイドやポルシェ、クラシックカーレース・ミッレミリア、イタリア・ファッション国立商工会議所、料理専門学校のAlmaやCast Alimentiとのパートナーシップのおかげで、イベントや広告活動、出版物の最新コンテンツを通じて、豊かな伝統を語り継ぐこの地域の自然、歴史、食文化とワインに関する遺産に注目が集まるでしょう。

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