1954年に、ロシアでの戦争から帰還したコローニェの山岳兵たちがオルファノ山の頂上に平和の聖母礼拝堂を建立しました。眼下に田園地帯が広がり、晴れた日には、南はアペニン山脈、西はモンテローザまで見渡すことができます。
1954年9月12日の開堂式の写真を見ると、この礼拝堂の周囲の土地にはほとんど建物がなかったことが分かります。養蚕に欠かせなかった桑の木の列が一面に広がっていたこのエリアの景色は、今日ではまったく様変わりし、家屋や工場の建物とブドウ畑が目立ちます。
2本の石碑の間にアルプス歩兵旅団のシンボルである鷲のブロンズ像が置かれています。石碑はアルプス歩兵旅団の隊長のサンドロ・フルゴーニとルイジ・レヴェルベリ将軍に捧げられたもので、いずれも軍事功労者に贈られる金メダルの叙勲者です。