マドンナ・ダヴェッロ教会はオーメ集落のチェレッツァータの丘へ向かう道沿いにあります。16世紀に造られたものですが、その後さまざまな改造を経て今日に至りました。特に18世紀には、9月8日の聖母マリアの誕生日を祝うために訪れる信者たちをより多数収容できるよう、建物の向きを180°変える工事が行われました。
内部にある聖処女マリア像は、1956年にムラケッリ神父が断定しているように、ブレーシャ地域最古の聖母像とされています。壁面には16世紀半ばに描かれたフレスコ画が保存されています。この壁画は聖母と地元で慣習的に崇められている聖人を描いた159の全身像で構成されています。人々がよく聖人に掛ける願いには、家畜の守護や病やペストの厄払い、安産の祈願などがありました。