マドンナ・デッラ・ステッラ教会は、コンチェジオ、チェッラーティカ、グッサーゴの3つの市にまたがるセルヴァの丘の上にあり、キリスト教徒にとって非常に大切な場所です。1536年に、ある羊飼いの前に聖母が姿を現したことをきっかけに、その後まもなく教会の建設が決まり、1537年から1539年という短期間で完成しました。
その後、上述の3つの市が、守護聖人や信者に深刻な問題が起こった際に救いを求めて祈りを捧げた聖人を奉った大理石の祭壇を加えて、教会は美しく充実した姿になっていきました。17世紀から18世紀にかけて、さらにキリスト笞刑図と戴冠図の絵画とともに祭壇と美しい欄干が加えられました。このほかにも特筆に値するのは、1698年に完成した広場を囲む塀や、ジロラモ・ロマニーノ作『聖母子像』の額、18世紀初頭に造られた主祭壇の2つの扉などです。