オルドフレーディ城は、ブレーシャ平野西部、パデルノ・フランチャコルタのメイン広場にある建物です。家々が城壁に守られていた中世この城についての記録は、1009年の資料に初めて現れますが、実際はそれよりもさらに古いものかもしれません。「パテルノ」とは、ローマ時代に先祖伝来の土地を示す言葉として使われていたものです。最近になって、実際に過去に人々が定住していたさまざまな跡が見つかりました。
この城の歴史は、フランチャコルタに広がる野原の中心部にあるという立地条件にもより、この地域で頻繁に起こっていた対立と切り離すことができません。10世紀のマジャール人の攻略をきっかけに、この城はまず防衛に使われ、その後武装されて、14世紀にはヴィスコンティ家に征服され、その後16世紀に悲惨なブレーシャ略奪が起こるまでの数世紀にわたってその統治を受け続けました。その間、パデルノは強奪を受け、何百人という住人が殺害されました。19世紀に行われた修復工事により、オルドフレーディ城は、城壁内で完全な姿で保存された「マドンナ・イン・カステッロ」教会以外の部分が本来の姿とはかなり異なるものとなっています。