ラ・マネーガは、リッツィーニ家による完全な家族経営のささやかなワイナリーです。父親のナターレが最初にワインづくりを始め、3人の子のうちのジャンピエトロがその後を継ぎました。田園地帯にあるこのワイナリーへ行くには、グッサーゴの山の斜面に広がる段々畑の上り坂を通ります。このあたりの土壌は、粘土質と石灰質が混ざっていて、特有の方位のおかげで陽当たりが良く、絶えず風が吹いているのが特徴です。庭と見紛うほど手入れの行き届いたブドウ畑からもわかるように、12年ほど前から手がけているFranciacorta DOCGの生産においても、手塩に掛けて各工程の作業が進められていきます。
リッツィーニ家では、“#出来上がるまでを見てから飲もう”をモットーに、ビジターには、小さなワイナリーを囲むように丘の曲線に沿って段々に展開するブドウ畑を歩いてもらった後で、テイスティングに案内します。ブドウ畑に囲まれたワイナリーではFranciacorta DOCGの熟成が30カ月以上行われます。最近同じこの丘にピノ・ネーロ種のブドウ畑がつくられました。今後ワインの生産に使われるブドウの品種がより充実することでしょう。